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ぽぽ通信・お知らせ

秘境駅

2010年8月30日(月)

最近、秘境駅に降り立つのがブームになっているようだ。秘境駅といえば、なんたって我がJR飯田線の右に出るものはない、と言ってもいいだろう。なにしろ駅まで車で行くことができないのなんか当たり前で、ひどいのは道すらないのである。いや、まったくない、というわけではないが、それこそ猫が通るくらいの細~い道の跡が、延々30分くらい駅の脇の急斜面を登っているのである。そんな秘境駅の一つ、「小和田駅」に先日行ってみた。ここはプラットホーム上に長野、愛知、静岡の境界線がある、というなんともゆる~い駅で、一昔前には、皇太子妃の「小和田雅子」さまブームでも盛り上がった(?)駅である。降り立ったのは僕と友達のヒマ人二人組みと、テッチャンぽい若者(神奈川からワザワザ来たそうだ)の計3名。なんとなく気まずい思いでボソボソと会話をしていたが、なんといっても次の電車まで2時間以上あるのだ。あまりにヒマなので少し下の方にある廃屋までたどり、熊笹の生茂る道端でヒマ人二人そろって立ち小○をしていたら、なんと停まるはずのない無人駅に列車が停車。あわてている我々のほうに向かって、ゾロゾロと大勢の人間が降りてくるのである。間一髪のところで危機を逃れた我々だったが、実はこれが今流行りの「秘境駅ツアー」の御一行様だったのだ。臨時列車でまる一日をかけて飯田線の秘境駅で降りたり乗ったり・・・、らしい。あぶない、あぶない。列車はダイヤどおりとは限らないのだ。