南信州にはいわゆる一本桜の銘木がたくさんあり、群生する桜の華やかさとはまた少し違った味わいがあります。これは「舞台桜」といって、昔人形浄瑠璃の舞台があった所に建っていた、旧小学校の跡地に咲いているものです。五弁から十弁の花が交じり合って咲くことから「半八重枝垂れ紅彼岸桜」とも呼ばれています。雄しべが花弁に変わるという珍しい品種で、樹齢は約三百年。樹高約十二メートル。 このほかにも南信州には標高差のため時期をずらしてだんだん咲いていく桜がたくさんあり、長い間お花見が楽しめます。機会があったらぜひ南信州にお越し下さい。
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